相次ぐパワハラ告発事件の裏に“セックス産業”が絡んでいる!? “
「怒鳴っただけでパワハラ認定されるんだからやってられないよ」
メディア業界に勤める大芝氏(仮名)がぼやくのはこんな話だ。大芝氏は元ラガーマンで今でも恰幅のよい45歳。最近やや頭髪は薄くなってきた。メディア業界の中ではネクタイ族が多い職場の営業担当部長である。日本酒が好きでお酒を飲むとぽろぽろと業界事情を話してくれる。筆者の私にとっては重要な情報源だ。
その大芝氏が最近、職場でつるし上げられたそうだ。同じ仕事を二度ミスした派遣社員を怒鳴りつけたのを見ていた周囲の誰かが、「わが社の管理職として見苦しい」と匿名のメールで告発したのだという。人事部長から事情聴取を受けたうえに、処分はないけれども警告を受けたという。
で、大芝氏が語ってくれた話の本筋はそこではない。そうやってむしゃくしゃしていたところで、妙な人物を見かけたというのだ。
まだトカナでは書いていなかったが、以前、大芝氏が日本中に広がったセクハラ告発運動について教えてくれたことがある。運動を支援しているスポンサーとしてセックス産業が介在しているというのだ。
エロ本から風俗に至るまで、セックス産業には表向き逆風が吹いている。規制によりコンビニでヌード雑誌が販売できなくなったり、風俗営業の取り締まりが厳しくなったり。2020年東京オリンピックに向けてそういった動きが強まり始めた時期のことだ。ある組織が取りまとめてセクハラ告発をメディア各社に働きかけてきたというのである。
実際、その時期、セクハラ問題は繰り返しメディアをにぎわしたのだが、大企業でも見せしめとして、ひどいセクハラおやじが退社させられる事態が日常的に発生していた。以前はせいぜい左遷ぐらいだった迷惑行為が、リアルにリストラにつながるようになった。
それにはひとつのお決まりのパターンがあって、人事部に匿名メールでの告発状が来て、実際調べてみると周囲から「女子社員を日常的にお触りしていた」という証言が集まるという流れだ。それで本人はアウトである。
すると結果として、「抱きキャバ」のようなソフトな業界を中心に背広族の来店が増えていった。K団連のメンバー企業を中心に「触ってはいけない」というルールが、強いペナルティとともに職場に浸透した結果、職場で女子を触れなくなった社員たちが夜、触ってもいいお店に流れるようになったのだ。
「あの告発メールが仕掛けになっていて、どこの会社にもいるエロ管理職を告発したうえで、実は週刊誌メディアがその会社の人事部に取材を申し込むまでがひとつの裏工作としてつながっているという話だ」
というのが大芝氏が以前語ってくれた内容である。3.6兆円ともいわれる風俗産業の業界規模を考えるとあり得ない話ではない。
その話の続きが冒頭のエピソードである。
実は大芝氏は風俗のヘビーユーザーで、お触りというよりはハードなプレイを容認してくれるお店を好んでいる。それで人事部から叱責を受けたその晩、むしゃくしゃしていた大芝氏はいきつけの五反田のSMクラブでウサを晴らしたそうだ。
「その帰りにロビーで見かけたんだよ」
背広にネクタイの男性。距離もあったし一瞬だったが、間違いなく知ってる男に違いないという。店のオーナーにおじぎをしながら事務室と書かれたドアを開けて、そのまま出口に向かってすたすたと出て行った。それが大芝氏に「セクハラ告発運動はセックス産業がスポンサーになっている」と教えてくれた某ギョーカイ人だという。
レスリング、アメフト、体操、ボクシング。メディアをにぎわすパワハラ告発運動ブームにはもしかしたら“仕掛け人”がいるのかもしれない。あくまでも私が聞いた“噂”だが。
(文/ホラッチェ・フューチャリスト。近未来の経済分析が得意。ただしその分析の大半はホラだと周囲に思われている。)
おおいにありえる話・・
一部の大手のパフォーマンス・・
それで
自分たちのところは大丈夫に・・